森林公園野草パトロール

ゴールデンウィークの初日、緑の日の今日、武蔵丘陵森林公園は無料開放された。

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公園には固有種の動植物が多い。それらを保護育成させるために、NPO武蔵丘陵森林公園の自然を考える会は活動をしている。悲しいことに自然公園内での野草の盗掘が行われることがある。
また、カナヘビやトカゲ、昆虫類も取られるケースもある。

静かに見てまわるだけにして欲しいが、時に手を出す人には声をかけたり、視線を送る。
手を出していても盗掘をしているとは限らない。写真を撮るために落ち葉を払う事だってある。

それにしても、柔らかい緑の木々の間を歩くのは気持ちよい。多くの鳥たちも恋の季節を迎えているようだ。
モンキチョウも2匹、 仲良くツガイでひらひら飛んでいる。濃い黄色がオス、薄い黄色がメスだ。
シジミチョウ類も出てきている。

やっと咲き始めたキンランが素敵で風格がある。これが狙われやすい。去年出ていたところにマークをしてある。
ちゃ んと出てきたのもあるが、残念ながら消えてしまっているのもある。あちこち可愛い野草たちを見ながら園内を巡回する。

キンラン
チゴユリが満開で低く広がって咲いている。
豆粒のような筆リンドウもいっぱい咲 いている。一般客の目にはつかないようで、指差しをすると歓声をあげて喜び、その後は自分たちでも見つけられるようだ。こうして、心ある方たちとふれあえ るのは楽しい。

適当な時間で腕章をはずし、任務を終えゆっくり歩いて引き返した。
すると、しゃがみこんで袋を持ち何かをしている人に出くわした。立ち止まってじっと見つめた。
すると、さっさと立ち上がってそそくさと立ち去る。尚もじっと見つめていると、見返ってこそこそと逃げるように山を登っていった。あ~あ、 何とも後味が悪い。その後又、草を摘んでいく人を見た。またまた、気分が落ちていく。

腕章を外したとたんにこれだもの。春の野草を見つけて楽しんで・・・

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