秋分の日に花嫁の母と、いう役回りを受け持ちました。
花婿の母とは随分と感覚が違うもののようです。
東京暮らしに慣れている者が山形での挙式となりました。
所により随分と習慣を含む文化は違うものです。
この山形というところは、実に大らかでゆったりと時間が流れているようです。
花嫁側というのは気が楽なもので、周りからホイホイと気遣ってもらいっぱなし。
披露宴では荒武祐一郎さんのピアノ、牧野竜太郎さんのボーカルがタイミングよく流れ、バーを設置していたのでお好きな飲み物は各自リクエストで飲み放題行ったり来たり。
コーナー近くにはソファが置かれ、二人を中心に好きなように撮影会が行われたり、型にはまってないから、ゲストの皆様が椅子から立ったり座ったり自由に宴を楽しんでいただけたようでした。
これらは勿論、山形生まれの婿殿の発案と二人のアイデア合作でして、私はただそこに居れば良い状態でした。
お互いの姉妹合同のハンドベルの演奏があって、微笑ましいものでした。
ゲストの方からは、お涙頂戴が無くて、爽やかな大人の披露宴でよかったですね、と言って頂けたのは嬉しかったです。
これで、一つの区切りが済んだわけで・・・ホッ。
当人たちは二次会へ繰り出していったのでした。
我々は宿に戻って一段落でしたが、山形組は自宅に帰ってからも宴の続きがあったようです。
ご両親はすぐには戻れなくても、何のその・・・すぐに盛り上がって勝手知ったる何とやらのようだったそうです。
そして翌日には、ご近所に揃って挨拶回りに行ったようです。
「昨日の披露宴さ、いがったね。ピアノも歌もいがったさ。」
と、連日のご近所サービスに回って行き、婿殿の母上様も尋常な疲れではなかったようであります。
謝々。