介護というよりも

一緒に過ごしている、って感じで母のいる実家で数日滞在した。
パーキンソン病を長年患っていると、色んな症状が出てくる。
服薬の副作用によって幻覚が出たこともあるし、妄想することもあった。
そして、手に力が入らず自分の体を起こすのもはばかる事もある。
体のバランスが崩れ、何回転倒したことか。。。

それらの記憶が遠のくようになり、体に出来たアザを見ても、いつ転んでぶつけたか覚えが無い。
幸いな事に、それでも骨折がない。

そして最近は日常的な事が記憶から失われはじめた。
方向感覚が弱くなり、自分の居場所や、トイレ、風呂場などがどこにあるのか分からない時が多くなってきた。
着るものも、脱いだものと洗ったものの区別ができない時があったり・・・。
85歳以上になると25%の人はそういう傾向になっていくという。

今後、どうなっていくか分からない。
今のところ、自分でやりたいと強く思うと即実行する気力はある。
どうでも良いときは知らん顔で居眠り。
目覚めるとお菓子を食べて、お米を研がなくちゃ!と台所に飛んでいく。
このエネルギーどこから来るのかと思うほどの時もある。
そういう時間が少しでも減らないように、興味を持てる刺激が有効な薬のようだ。

時々、覗いて刺激するしかないけれど、熊谷と東京、時間的にも経済的にもちょっと遠くて、ままならぬ。

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