トルコ・イスタンブール

カッパドキアと同様にイスタンブールでも連泊だった。

ブルーモスクの天井は美しい青系のタイルで見ていても飽きないほどだ。
床には赤い絨毯が敷かれ、時間になるとイスラムの皆さんが集まりお祈りが始まる。
だから天井は高くてもライトは低く下がっており、コーランが読みやすくなっている。
ブルーモスク天井
ブルーモスク天井 posted by (C)mamaron
ブルーモスク・床
ブルーモスク・床 posted by (C)mamaron
イスタンブールでの自由時間にエジプシャンバザールへ行った。
勿論、スパイスやハーブを買いたいから。
多種のスパイスが山積みにされていて、見ているだけでもうきうきしてくる。
しまちゃんお勧めのお店「えどまっちゃんの店」へ行く。トルコ中のグッズが山盛りで、まっちゃん価格で安いよ~~と日本語が滑らかに口からこぼれてくる。
ここの奥さんは日本人。残念ながら日曜不在で会えなかった。
私は日本土産にお茶と鰹出汁の素を持ってきたので店員に預けてきた。
B1でトルコ石を見る。とても安い。あの店とは桁が違う。奥様に買う!と言っていた彼も嬉しそうに選ぶ。決まると我々だけ残して店員はレジの方へ消えてしまった。
思わず顔を見合わせる。誰かが指輪をポケットに入れたらどうするのかね?信用しきっているのかね。
ついでにカラスミもそれぞれ1つづ使う。トルコ経済に貢献だ。
エジプシャンバザール
エジプシャンバザール posted by (C)mamaron
その夜、ホテルで一休みをしてから、近所のスーパーに行った。
少し高めのバラジャムを購入する。同行の仲間はインスタントトルコアイスを買いたいと探すが、今まで同様に見つからず聞いてみた。
冬の季節には置かないみたい。
レジでコインを出すと「これは旧コインだから使えない」と言われる。
初耳だ。そこでコインを全部出してみてもらうと、あのトイレのお釣りの分が怪しいとわかる。それにしても今までとがめられた事は一度も無かったのが不思議だった。(バザールでは普通に使えた)
旧コイン
旧コイン posted by (C)mamaron
翌朝、旧市街地で観光だ。
アヤソフィアはローマ帝国時代にキリスト教の聖堂として建てられた。オスマン帝国に征服されるとイスラムのモスクとして使われた。偶像崇拝を嫌う彼らによって壁面を漆喰で覆われ500年は過ぎていった。
トルコ共和国になってから大修復が行なわれ、キリスト教の聖画が美しい姿で現れたのだった。
アヤソフィア
アヤソフィア posted by (C)mamaron
地下宮殿へ行く。ビザンチン時代に作られた大地下貯水池だ。
ここからトプカプ宮殿にも水が供給されたとか。中にはギリシャから持ってこられた柱を利用した部分がある。その中でもメドゥーサの顔が二つもあり力を誇示する為に横と逆さまにして柱の下に差込利用している。
横向きメドウーサの首
横向きメドウーサの首 posted by (C)mamaron

小雨が降り始めた。
ボスポラス海峡をクルーズをする。
細長い海峡は川のように見える。ヨーロッパサイドから船に乗り黒海方面へ進む。
途中ルメリ・ヒサールという城塞が立派な姿でよく見える。
両側にはお金持ちの立派な夏向きの別荘が立ち並んでいて、貧富の差が桁違いであることを窺わせる。
城塞
城塞 posted by (C)mamaron
夕方早めにホテルでくつろぐ。
サウナに入ると他の日本人ツアー客に会い、あれこれと旅の話を聞かされる。適当に相槌を打ちつつ、オランダから来たという青年に話しかけた。
ヨーロッパに住んでいると外国といってもすぐお隣だ。自分の車で簡単に旅行が出来る。そして何ヶ国語も話せるようになるみたい。
彼らの目線は面白いのでついつい話が込み入ってきて、気付くとかなり時間は経ち慌ててサウナから出た。
プールでもリフレッシュする。水着を持ってきて正解。
いろんな国の人と出会え会話を交わすことが出来る。
ブロークンのインチキ英語でも話は通じるものだ。
軽い疲労感で気持ちよく眠れる。

最終日。もう一つのグランド・バザールに行く。4000件もの店が所狭しと金銀宝石をはじめ絨毯や皮製品など高価なものを扱う店が多い。
その中でも庶民派の店はちゃんとある。
オリーブの石鹸を見つけ5リラ、値段だけチェックしたら値を下げてきた。要らないというと更に下げ2リラで買った。
喉が渇き、チャイを飲む。ドネルケバブも買ってみる。もうすぐ昼食だから、半分に切ってもらい二人で分け合う。やっぱり美味い。
エジプシャンバザール・枝道
エジプシャンバザール・枝道 posted by (C)mamaron
昼食は魚市場の傍の海鮮料理。
やっぱりどれを食べても美味しい。出来立てで量は少ないけれど種類が多い。
初めてトルコのビールを飲む。スッキリして美味しい。隣のご主人が飲みきれない分を助けてくれる、ありがと。(だから飲んだのでした)
外に出ると雨は本降りだった。
ドンドゥルマを売ってる名物おじさんがいたのでアイスは別腹、買って食べる。やっぱり美味しい。

まもなく機上の人となる。
今回のトルコ旅行は結構楽しく、いつか又来たいと思うのだった。

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