「コーラス」を見た

久しぶりに良い映画にめぐり合えた。
「コーラス」だ。
ジャックペラン監督とも知らず、あっこれ見たい!とチケットを買った。
 コーラス             
有名な音楽家になっていたピエールは母の訃報の後、訪ねてきたペピーノと少年時代に戻っていく。
二人は「池の底」という素行不良の子ども達を預かっている宿舎に入っていた。そこに赴任してきた音楽教師マチューは決して叱らず、体罰を加えることなく、すさんだ子ども達の心を開かせていく、というストーリー。
野望の校長、いかした体育教師、数学教師などとても良い配役と、様々な子ども達の素敵で、危ないバランスをコーラスの指導を通して人として持っている感動や満足感を味わうことで、子ども達を自然な姿に戻して行く。
コーラスのソロの少年がピエールで、先生に見込まれリヨンの音楽学校に進学するチャンスを得る。このピエール役のジャン=バティスト・モニエが素晴らしいボーイソプラノを聞かせてくれる。
あの歌声が頭の中をグルグル回っている。
ジャック・ペランらしい映画だったと思う。

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