秋の声

お盆が済んで雨降りの中、那須に行って来た。
夕方になると高原では小雨の中でもヒグラシの声が響き渡っていた。
翌日、朝靄がかかっていた。昼には湿った空気が横たわりつつも、涼しい風が顔をなでていった。
やっと3日目に朝日が顔を出してくれたので、湯泉神社の朝市に出かけてきた。
神社の境内にはガクアジサイの青い花とと赤い紅葉が一緒にあった。
そんな環境の中で、搗き立ての餅や焼きとうもろこし、黒豆の味噌などを買って帰った。
新鮮なきゅうりで買ったばかりの味噌をつけて食べる。
その枝先にトンボが止まってすましてる。アキアカネやらシオカラ系のトンボなど数種類はいた。
那須の山小屋に戻ると目に入るのは緑ばかり。
庭の草刈をしたり、なにをするでなく日常の疲れを癒してきた。

その晩、また雨が音を立てて降っていた。
今朝、朝食の後掃除をしてから、高校野球の決勝戦を見るべく、熊谷に帰ってきた。
15回延長同点で再試合・・・非情なバランスの試合だった。
気づくと、蒸し暑いのに、外ではツクツクボウシが鳴き秋を伝えていた。
日が落ちてきたら鈴虫やコオロギの鳴き声も聞こえた、今年初めての秋の声。
暑くても、確実に秋はそこまで来ているようだ。

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