やっと見てきたアラビア砂漠のサバイバルレース、オーシャンオブファイアー。
イエメンのアデンからシリアのダマスカスまでの4800kmに及ぶ砂漠横断乗馬レースにカウボーイが何故?
まず、砂漠の圧倒的な自然を見たくて楽しみにしていた。何処までも続く礫砂漠、見渡す限り茶色い砂やごつごつした岩山,突然の砂嵐やイナゴの大群がやってきたり・・。そんな中、ポツンと現われる緑のオアシスがほっとさせる。
ところが、この映画のオープニングは北米の凍った原野から静かに始まった。それゆえ後半の激しくも荒々しいストーリーの流れが対比になっているようだ。これは実話がもとになっているけれど、ホンマかいな?と思わせるほど現実離れした話だった。
原題、野生の馬”Hidalgo”の方が内容にはしっくり来る気がした。
このヒダルゴ、いい目つきをしていた。馬って頭が良くて、こちらの気持がストレートに通じる所があるのね。馬好きにもたまらない魅力がある映画です。
ヴィゴ・モーテンセン主演、どこかで見た顔、アラルゴン役でいい男、実は主役は初めてだとは意外だった。
このストーリー、ネイティブインディアン迫害という背景がある。中近代史でヨーロッパ人が**大陸新発見!し、各地の原住民の文化を理解できず、野蛮だからといいながら自分たちの利益優先をしていった現実があったことを思い出さずにいられない。
砂漠は厳しい自然があるからこそ美しいのろうか?
いつかタクラマカンなど内陸砂漠、アラビア、サハラなどに出かけてみたいなぁ。いついなるやら?
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