やっと終わる前に「海を飛ぶ夢」”The sea inside”を見てきた。
久しぶりに泣けた。
ラモン・サンぺドロ(ハビエル・バルデム)にとって生きることは自由を謳歌することだった。25歳の夏、事故で首から下が不随の身になってしまった。それから26年の間、実家で父や兄夫婦、甥の強い絆で結ばれた生活をしてきた。その中で「自分は何のために生きるのか?」という疑問が彼の中にずっと引きずってきていた。
動けない事は、地獄のような生活でありもう死んで自由になりたいと願た時、彼の周りの人々の戸惑いや「生きるとは、愛するとはどういう事なのか?」という、命題が頭を持ち上げて迫ってくる。
この映画の中で地味ではあったがラモンを献身的な世話を主にしてきた控えめで芯の強い兄嫁の姿が印象的だった。
そしてロサの出現。「逃げてはダメ。人生は生きる価値があるわ。」という軽い観念的な言葉が今更のように聞こえてくる。
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