あ~あ、疲れた!
数ヶ月ぶりにプールに行ってきた。
熊谷の市民プールはガラス張りドーム型で、室内で青空に浮かぶ美味しそうな白い雲を見ながら水中歩行や背泳ができる。その雲が歩き始めた私の横について来て、久しぶりのプールを励ましてくれているように思えた。
プールの底では太陽の光が白い網目のようにゆらゆらと写っていているのを見ながら泳げて楽しい。
歩いていると視線が水面近くて、時に規則的なリップルが水上に出来たり、水の特性である渦運動が手に取るように見え、プール底の紅のタイルが縞模様になったり、縦線の青いタイルが吹流しのようにゆらゆら風に吹かれたようにも見えてくる。
こうしたプールの景色は数ヶ月ぶりに水に浸かった私に新鮮な喜びをくれたけれど、何故、今まで気付かなかったのか不思議である。
いやいや、もしかして気付きつつもこれほどに感じなかったと言う方が適切かもしれない。
明るい日差しを受けながら水に浸かる、それだけで様々な事に気付き、楽しめる自分に気付いたという事が今回の収穫だった。
体を動かして得られる得なのだろう。