13-14日と二日間はスクーリングで世田谷に通っていた。
受講したのは「生きている海と地球」木村龍治先生。
あはは、とても楽しい授業で、メニューはあるけれど、柔軟で脱線ばかりだった。というのも、説明をしているうちに、尾ひれが付いていったり、質問に答えつつ、横道にそれていく。
とはいっても、ぜ~んぶ関連があって、この地上、宇宙、海洋すべて私たちの周りの事すべてが講義対象になり得るものだったからだ。
風が波を作り、波が沿岸から離れ、湧昇をおこす実験を水と牛乳で行う。それを見ていると内部波のゆっくり大きな動きの長い波がみえるし、そしてエルニーニョの話へと発展をしていく。
このように、一つの実験でも気付く事が多岐にわたって、比重、比熱、対流、気圧、水圧、光熱、赤外線・・・・どんどん話は展開して、グローバルな見方考え方をしてみよう!ということで、何でもあり、だった。
傑作は、突然雷雨が始まると、「雷雲について話さなくちゃ、雷雲がそう催促しているからね。ちょっと待ってて、資料をコピーしてきますから」と、すっと消えてはぁはぁしながら戻ってきた。稲妻の発生の仕組の説明を始めた。その話が終わる頃には、窓の外は明るくなり、雨はやんだ。
皆さんは落雷の仕組みをご存知ですか?
1回に見える電光、実は1回でなく0,092秒の間に3回も放電(往復)が起きて落雷が終了するのです。電光石火のごとく、という比喩があるけれど、あれはとんでもない比喩だと気付く。
最後に、あらら、もうこんな時間で地震の話は出来なくなっちゃった、資料をよく読んでおいてね。地球内部もにっと潜りたかったのに・・・、こんな先生って実に大らかで好きだなぁ。
帰り道、質問が多すぎて随分横道にそらしちゃったけれど、あれで良かったよね、それにしても何でもよく知っている分かりやすい先生だったよね。
又、授業に出たいね、そうそう!と、学大の駅までポツポツ仲間と歩いた。
この授業、1コマが2時間15分で3コマ、2コマだったので、どんなに疲れるかと思っていたら、何の何の楽しくて面白くて、あっという間に時間は過ぎて、30分以上延長しても苦にならず、って感じ。