竹の子堀の季節になりました。
知り合いに4月になったら、行ってもよいかな?と、半ば強引に押しかけて行ってきました。
しかも、あちこちに声をかけますからね・・・・・結果、竹薮の持ち主夫妻を含めて総勢14名になりました。
一方には、漬物やサラダの類と、飲みたいものを持ってくるように言い、東京からやってくる人達には、桶川駅まで迎えに行ってあげるから、バーベキューで 焼きたいものを駅ビルで調達せよ!と指令を出しました。私は数日がかりでスモークチキンを作り、パウンドケーキを焼き、奥様用にシフォンケーキも焼いて、 おまけにビスコッティとポット入りコーヒーを抱えていきました。
さて、着いた時にはやや肌寒かったけれど、スコップ持って掘り始めると暖かくなってきたようでした。
桶川駅から戻ると、先に降ろした人々が結構掘って、汗を拭き拭き楽しげに騒いでいました。釜戸に火を入れて大きな釜に湯を沸かし竹の子を茹で始めました。
もう一つの釜戸で竹の子ご飯を炊き始めたのはよいけれど、薪は当然竹だから、火力が殊のほか強いようでした。あっという間に吹いてきて、やや焦げ気味のご飯が炊き上がりました。これが美味しいんですよね。
小さめの竹の子はアルミホイルで包んで焚き火に掘り込んで、焼き竹の子を作ります。
何でわざわざ熊谷からここ桶川まで来たか、この焼き竹の子を食べたかったのです。
そのために、多くの知人を巻き込んだのでした。
竹薮の頭首の奥様は、せっせと若竹煮や、竹の子の木の芽和えだのと母屋から運んではテーブルに置いて下さいました。まぁ何というかホンワカしたこの空気でしょう。
いい年した小父さん小母さん達が子どものようにはしゃいでいるこの風景は、家の父ちゃんにも見せたかったですよ。
バーベキュー番は適当に焼いてはテーブルに運び、一番の年長組みは椅子に腰掛け飲んだり食べたり、暫くすると大鍋に豚汁、デザートまで出てきました。
キレイな空気の中で薪で炊いたご飯などは普段のそれより美味しくて、美味しくてそれぞれが、もう食べられないと言いながらポツポツ食べて、敷地の中を散策したり、気づくと4時にもなっていました。こういう時の時間経過は早いものです。
こちらが片付いたら、熊谷に戻って竹の子を茹で、夜は高円寺のライブハウスAFTER HOURSに出かけて行きました。こちらも楽しく盛り上がり、終電車には乗れなくて、こんなに遊んで草臥れて。。。
朝帰りでした。
来年もまた来てくださいとのお言葉を頂戴したので、もう、メニューを考えました。
味噌ダレを作って、田楽。バーナーを持参すれば絶品に変身できます。
生の筍をそのままご飯に炊きこんでしまう。味付けてから炊くのが常識だけど、これはいけると思います。
バーベキューのネタに太田市のブラジルタウンに美味しいソーセージ類があるので調達しましょう。
などなど、秘策を熟成させたら、後は来られる人が来て楽しめばよいのですから、来年が楽しみです。