台湾-3 日月譚・台南

22日の気温、22℃~16℃の予報。
朝市から帰ると即バスに乗り込み、7:30には日月譚へ向け移動開始!
二時間ほどで到着。
清朝の将軍が「北側は日輪の如し、南側は月輪の如し」と言ったことから名前が付いたらしい。
水の色が太陽の光を受けて緑色に見える。
エメラルドの湖と言われる由縁だ。
この湖の周りには数々の寺や廟がある。
その一つの文武廟へ寄る。tw21.jpg
正面の門から入り、どんどん上まで登ると日月譚が良く見渡せる。
晴れて日差しがまぶしくて気持ちよい。

登っていく途中には文の神様、孔子、武の神様岳飛が奉られている。
文廟では、沢山のロウソクが願いとともに火がともり、ゆらゆらと小さな明かりが揺れていた。tw22.jpg
のんびりしたと思ったら、台湾経済に貢献!とばかりに民芸品のみやげ物店へバスを入れる。
この時間が長い。バナナをいただいて食べる。さすが台湾バナナ、スイートスポットが出ていて美味しい。
待ちくたびれてやっとバスは発車して、昼食を取りに田舎料理のレストランへ寄る。
ここのレストラン「野鴨谷饗応」は当りで、名物爺さんが達者な日本語で話しかけてくる。
いい顔をしていた。自慢料理で自信が顔に出ているようだった。
ここから歴史の街台南へ向けて120km移動する。

台南ではオランダ人が1624年に建てた赤レンガの城「赤嵌楼」(チーカンロウ)へ寄る。tw23.jpg
敷地内に鄭成功時代の資料が展示されている。
15分バスに揺られて、その鄭成功をまつっている「延平郡王使祠」へ着く。
これは台湾の英雄である彼を慕って民衆によって建てられたそうだ。
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閑散として静かな佇まいだった。ガジュマルの木から垂れ下がる木根が目に映る。
見学時間15分、あっという間に見てまわりバスへ直行、台南を発って高雄へ向け出発する。

空気が赤みを帯びる頃、高雄の澄清湖へ着く。
ここには九曲橋があって水の上をてこてこ歩く。
工業用水を確保するための人工湖で市民の憩いの場となっているようだ。
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駆け足で見たら、バスで次に龍虎塔のある蓮池譚へ
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観光客でいっぱいだ。極彩色で賑やかこの上ない。
中国宮殿様式の孔子廟、関羽をまつる啓明堂などが立ち並ぶ。
龍の口から入って虎の口から出てくるが、中のトンネルには、左には良い子の図、右には悪さをしたら地獄に落ちるの図が描かれている。
そばにいたおっちゃん「こてこてで、ちっとも有り難味がないなぁ!」「ほんまや!」
でも、ここの派手さは高雄一の名所で、客寄せナンバー1だとか。
日もだいぶ傾いて、龍興レストランで台湾海鮮料理を食べる。まあまあの味。
食後に六合夜市散策、といっても団体で通りをさっと歩きぬけるだけ、夜市はこんなもんだす、見たら帰りまっせで、あっという間におしまい。
やっとホテルに入る。

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