寒さを感じるようになるとこれが食べたくなるのです。
棒だらの煮付け
棒だらというのは、助惣鱈を寒晒しにして作られた無塩の干し鱈です。
作り方
①棒だらを半日水に漬けて戻す。干し椎茸も戻しておく。
②鍋に水を入れ沸騰したら鱈を入れ再び沸騰したら茹でこぼす。
③また水を入れ、ゆでた鱈をいれて中火で煮る。
④時々アクを取り、コトコト煮る。
⑤干し椎茸の戻し汁を足して煮続ける。
⑥生姜、砂糖、みりんを大匙5、醤油、大匙4入れてやや弱火にして、椎茸も適当に切って一緒に1時間以上煮る。
⑦焦げないように注意する。水分が減ったら椎茸の戻し汁を足す。
⑧味を見て、砂糖、醤油を加えて見る。黒糖を使うとコクが増す。
⑨冷ましておいて、再び煮なおしていくと、より鱈に味が良くしみて美味しくなる。
棒たらの煮付けは山形地方のご馳走で、私は干し椎茸の旨みを加えてみた。
やや甘めに作るようですが、好みの味加減で・・・
不思議なことに、生鱈の骨はかなり硬いけれど、干してしまうとそうでなくなる。
普通に煮ているだけで、軟らかく骨まで食べられるんですよ。
鮭缶の骨って美味しいように、これもおいしいんです。
そして、皮もプニュプニュしてコラーゲンでもたっぷりなのかしら?ゼラチン質の感じがしますね。
煮た生姜も美味しいから、たっぷり入れると良いかも。
一回煮ると鍋一杯になるけれど、あっという間に腹の中に隠れてしまう、っていう妙なFOODS、棒だらの煮付け。