恒例の餅つき

毎年暮れになると東京の実家で餅つきが行われる。
実家は勿論、兄弟や甥など7件分の餅をつく。

前日もち米を洗って水に浸漬しておく。
庭で釜戸に火を入れた頃、米の水を切って蒸篭に布巾を敷き米を入れる。真ん中にくぼみを作り釜戸に乗せていく。
約2時間程で蒸しあがり、臼にあける。釜戸に蒸篭

蒸しあがったもち米を杵でほぐしておもむろに搗き始める。
搗き手のそばには返し手がいて臼の中の餅を返す。
その繰り返しでタイミングを計って搗きあがり。餅つき
台に餅取り粉を振っておき、その上に乗せ伸し餅や鏡餅にする。

甥夫婦や息子夫婦など順番に自前の餅を搗いていく。
新婚さんのチームは不慣れなせいか、
「腰が入ってないぞ~。力で搗くんじゃないよ。引力があるから杵を振り下ろすだけでいいんだよ!」
嫁さんも「アチチ!熱いよ~」
と言いながら返しをする。自分の口に入るんだから熱くてもガマンガマン。

搗き終わって、餅をちぎっては投げ、ちぎっては投げとあんこ、辛み、黄粉、胡麻、そして納豆餅を作り皆で遅ればせの昼食となった。
お寿司や九州みやげの海茸の粕漬け、煮卵など持ち寄りの物も一緒に食する。
母にとって親子4代揃っての賑やかな集いとなった。

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