7月に入って、近くの神社から祭り囃子の練習の音が聞こえてきた。
てんつくてん、つくてん、てんてんつくつく、・・・・・
遠からず、近からずの丁度よい響きがする。
こんな頃、時々梅干の顔をチェックする。
あらら、水は上がっているけれど、薄っすらと白い幕が張っている。
ありゃりゃ、カビが出てしまっている。
塩分9%では、厳しい数字だ。去年8%でかなり苦労したものだ。
今年は”瀬戸のほんじお”という海水のみで出来ている塩を使ってみた。これはしっとりタイプだったから、いつも通りの計量だと、思い通りに9%になっていなかったのかもしれない。
そこで、梅干の追加漬け込みがてら、全部漬け直しをした。
新しい梅を樽の底に敷いて、塩を振り、漬けてあった梅をその上に乗せた。
梅酢になりきっていない汁を3回漉して、すっかり透明にしたものを
上から足した。勿論、35度のホワイトリカーをカビ防止に少し足してある。味見をした限りでは塩梅は程よいので、このまま健やかに育ってほしいと願う親心である。
梅の計量の仕方:買った梅なら分るけれど、自家栽培では分らない。そこで、体重計を使います。抱いて計量すれば増えている分、梅の重量になります。その9%の塩を使えば良いわけで。アバウト人間のやり方です。