この3連休、那須の山荘に行ってきました。
着いた当日は夕方から雷雨となり、雨にむせぶイワガラミが窓からみえました。のんびりするにはいい感じ。
でも、お天気婆ちゃん、お天気母ちゃん、お天気娘、の三代がドド~ンと押し寄せたから、二日目には登山日和となりました!
母を連れて新幹線で那須塩原駅まで行き、娘達に車で迎えに来てもらいつつ、山に入る前にスーパーで買出しをしました。
これはいつものパターンです。
鶏モモの塩焼き、鶏レバーの甘辛煮、ウドの芽の胡麻和え、サラダ等など。パン焼き器を持ってきているので、朝食は食パンとコーヒーなど。
ご飯をたっぷり炊いて、翌日の登山用におむすびを作りました。
さて、17日の日曜日朝、5時35分、峠の茶屋駐車場から指南役のオジサンと合流、峰の茶屋に向けゆっくり歩き出します。これが準備体操にとって代わる訳です。軽く休んでから朝日岳に向かって行きました。
このあたりは有名な強風地帯で、飛ばされないように気を付けていきます。
尾根伝いは特に要注意、岩場に差し掛かると、チェーンが掛けられていて、オジサンは「しっかりチェーンをつかんで下さい。落ちないように気を付けて、もし石を蹴って落としたら大声で回りに知らせて下さい云々・・・」「は~い、分かりました~」
そんなこんなで、息もはぁはぁ、自分のペースをしっかり守りながら登って行きました。他の人ペースに合わせたら後が怖いですから・・・。合わせられる人が合わせて下さいな。
山頂で記念写真を撮ってから、再び峰の茶屋に戻り、ブランチを取りました。
次は茶臼岳を目指しました。ところが心なしか腿が重い感じで登って行くのに抵抗感があるのです。休みすぎたのかもしれません。とに角もう少しペースを落として、登って行く事にしました。こちらのコースは比較的風あたりは少ないから、歩きやすいのですが、やっぱり辛いものがありました。戻ろうか?いつでも戻れる。そうしている内に頂上に着くから・・・と、休みつつ引き返すことはしませんでした。再び体は慣れてきたのでしょう、足は自然に進んで行ったのでした。
娘達やオジサンは頂上で待っていてくれました。
「お待たせ!随分待ったでしょう?」と、声をかけると、憎い事に
「いえ、ほんの少ししか待っていませんよ。早く辿り着きましたね大丈夫ですか?」ですって。
とはいっても、娘の一人は母の保護者たるべく、ずっと私の後を付いて来ていたのでした。
私と保護者はこれで下山をするつもりでした。
他の皆さんは、もっと楽しんで下さい、お先に失礼!!ってね。
時計は既に、11時を回っていて、5時間は山歩きをしている計算でした。よう、歩いたもんです、私としては、うんうん。
峰の茶屋に戻って一休みしたら、結局揃って下山して、温泉に行く事になりました。
母が家で待っていますから、私たちは帰って母を誘いつつ、温泉へ仕切り直しとなったのですが、帰り道すがら眠く眠くて、家に着くなり、ベッドに一目散。昏々と眠り、水を一杯飲み、皆が帰るまでまた眠ったのでした。
そうしたら、すっきりと目覚め、もう温泉タイムは夢と消えていったのでした。オジサンは温泉帰りに家へ寄ってくれました。
スイーツを食べコーヒーを飲み、お喋りし、ホームメイドの梅干を持って帰って行きました。このオジサンといっても私と3歳しか違わないんですよ。娘達がそう呼ぶのでま、いいかしら?
18日の朝には沼原湿原へ行きました。これはもうライフワークになっているようなものですから。最近は沼原方面の観光客が多くなってきていて山道は随分踏み固められてきているのが気になります。また、駐車場までの道にしても、マナー知らずの車もいて危険な場面もありました。
現在の沼原湿原では元気なクロサンショウウオに会えて良かったです。オタマジャクシを餌にして丸まる太って、水量もまあ良しでした。トキソウはほんの僅かしか咲いていませんでしたが、キスゲは峠を越してあやめも終わりに近づき、コバイケイソウも終わりそう、そしてシモツケソウが咲き始めといった所です。