秩父そば

 またまた今朝もブルーベリーを摘みにベリー農家へ行ってきた。
これで何キロ摘んだのだろう?
自分で食べるより人にあげたり、送ったり、そしてジャムにしたり・・・

 今回は東京からのお客様を迎えてのご案内だったから、いつもと一味違って、おしゃべりが弾んで楽しいもの。
その中のお一人は、色彩感覚にとても敏感で、ブルーベリーは大きくて真っ黒いのが美味しい!との常識を覆し、若い実は赤くて美しい!もっと若いのは緑色が素晴らしい!となる。
何でも、感動できる若さが素晴らしい!
10時の休憩タイムを終え、勝手知ったる農家だから、鋏を持ってナス畑にご案内する。すると、また目が一段と輝き、この茄子紺の素晴らしさ!花も可愛い!と感激。トマトの赤もこうして見ると、緑色とのコントラストが冴えて見えてくるから不思議だ。
もう一人は、ちょっと体が不自由ながら、リハビリ、リハビリと言いながら、嬉しそうに、喜々としてベリーを摘み、美味しい美味しいと食べたり。
その精神力たるや、凄いものがある。この、特異ともいうか人並みでないビックなお客様に刺激され、並ではない経験をさせていただいた。謝々。
その後、車は一路秩父路へ。車窓から米の穂が伸びてきたり、枯れかかった玉蜀黍や掘り起こしが始まった元きゅうり畑など、夏の終わりを告げていた。
秩父といえば昼食は手打ちそばで、秩父市役所そばの立花で食べる。
田舎蕎麦らしい味で、香りもいい、蕎麦湯もいい。
ちゃっかり、ご馳走様になりました。
そして西武秩父駅で彼女たちは東京へ帰って行った。
久しぶりに野外活動をして、薄っすらと日焼けした顔に満足感が漂っていた。それが何より嬉しい。

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