品川、東京海洋大学の海鷹祭に行って来た。
そこでちょっと興味があった研究室を訪問してきた。
着床した稚サンゴを見てきた。
1998年さんご礁の白化現象が大規模で起きただけでなく、2001年、2003年にも起きている。
海洋大の岡本教授のグループは沖縄で大規模なサンゴの着床実験を繰り返し、定点観測を続けてきた。そのサンゴを着床させるのにいろいろな工夫があり、今回はセラミック製の着床具を開発し、その成果が実を結びつつあるようだ。
よく見てください。サンゴは上でなく下に伸びています。これは小さいうちは保身のためにこうなっているのです。もっと大きくなると上に伸びていくそうです。
これはセラミック製着床具をこのように積み上げ着床の機会を広げサンゴの産卵時期に合わせて大規模に設置していく。
何故サンゴなのか、サンゴが無くても生きていける?
そうは行かない。サンゴは地球の環境を語っている。食物連鎖において大きなウェイトを担っているのだ。
崩れた山に木を植え、修復するように、目には見えにくい海の中での出来事にも、修復の手助けを必要とする、無視してはいけない現実がある。
このサンゴの白化現象は世界規模で起こっており、地球規模での危機の一つです。原因に温暖化による海水温の上昇もあげられます。台風による被害もあります。
これは南海のお魚オビデンスモドキの骨格を着色したものです。
キレイなもんです。
ほんの3cm位の小さなものなのですが、実にきちんと見本ができているでしょう?この作り方も教えてくれますよ。
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