ルーブルから友人宅へ

翌日6月16日にはルーブル美術館経由で友達の家に行く。
夕食用の五目寿司を作りパックをして出かける。
バスに乗り、オペラ座近くで降りる。素晴らしいオペラ座を眺めながらルーブルに向け足を運ぶ。途中、日本の本を沢山置いてある本屋へ寄る。ここで現地での日系の情報を取る。そしてサンドイッチを買い込み食べながら歩く。
天下のルーブル美術館につくとガラスのピラミッドに入る時セキュリティーチェックを受ける。そして地下から中に入った。

古代ギリシャ彫刻サモトラケのニケ
モナリザに近づいていくと、賑わいは一段と増した。昔、上野で見たモナ・リザより小さくて、若く見える。娘いわく「お母さんが年をとったってことかもね」それにしても山のような人だかりってこの事だったのね。

夕方、マーケットで買い物をして電車に揺られ、友達の家に行った。
ここは住宅街の中にあり、緑も多くとても静かで落ち着いたところだった。田園調布に似たイメージだった。パリでは高層住宅やビルばかりだったので心なしかほっとさせる所だった。
夕食の支度を一緒にする。五目寿司にのせるグレープフルーツの果実を鮮やかな手さばきで取ってくれたのは、友達のご主人。薄焼き卵やキュウリなど色取りよくお皿に盛る。
アントレを前にして飲み物を片手におしゃべりは始まった。こちらの夕食時間は長い。テラスに出て夕焼けを眺めたり、積もる話をする。会話は日本語、フランス語、英語。
とても優しい気遣いの方達で、娘が何かと頼りにしているのがよく分かる。
彼らに救われている面がたくさん見え、親として感謝感謝の気持が沸いた。
終電車の時間が近づいて、駅まで送ってくれた。

6月17日昼頃ドゴール空港から帰途についた。

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