油煙の灰汁

リフォームは順調にいっていたようですが・・・・
火災による油煙の灰汁が強いので、何回も壁塗りのやり直しです。
水浸しになった一階の居間は2回の塗りなおしで何とか納まり、想定内でした。

ところが、二階、焼けた隣りの部屋の表面は煤けて黒くなっていて、その強さは想定外でした。
壁を剥がし二回下塗りし、その上に念のためという塗料を塗り、上塗りに二回望んだのですが・・・
乾くと、再び黒くぼんやりとした模様が浮かび上がってきました。
そして又、上に何やら塗っていきました。
二日後に又塗りなおしに来るそうです。
それから乾くまで一週間かかります。

順調にいけば5日に終了のはずが、まだまだ油煙の灰汁のお陰で後を引きそうです。
左官屋さん曰く、普請でいつも足を引っ張るのは左官屋です。
天気が悪けりゃ仕事にならず、乾きも悪けりゃ、次に進めぬ。
ニコニコと気持ちよい小父さんの左官屋さん、めげずに頑張っています。

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