トルコの旅ははアンカラから

1月10日昼過ぎの便で一路イスタンブールへ飛んだ。
イスタンブールの昼は17℃、夜13℃。
西へのフライト約12時間、7時間戻る勘定で19時30分頃到着してエアポート・ホテルへ直行。

翌朝アンカラへの便が7時10分だから早めに夕食を済ませてさっさと寝る。

空港で待ち時間には周辺のトルコ人を巻き込んで会話練習を始める。おはようはギュナイドン。発音を直されアハハと笑いが飛び交い楽しい雰囲気となった。
飛行機の離陸が30分も遅れ、アンカラに着き、9時頃にようやくバスに乗り込みトルコでの観光バスの旅が始まった。

この時期、雨季といってもいい位によく雨が降るらしい。
内陸に行けば低温になることは容易に想像がつく。
そこでノースフェイスのゴアテックスで滑りにくいトレッキングの靴、バスの中では楽なカンペールの靴を用意した。
動きを楽にするにはまず足元からという訳だ。

そしてテレビで天気予報をチェックししつつ着る物を調整する予定だ。

ところがアンカラに着くと13℃位で寒くない。
先週まで寒波が来ていたらしいが、どんよりとした曇りの中、トルコ建国の父といわれるアタチュルク初代大統領の霊廟へ行く。
アタチュルク廟
アタチュルク廟 posted by (C)mamaron
ハットシャシュ遺跡などから発掘されたものが沢山見られるアナトリア文明博物館を見学。
旧石器時代の石斧や新石器時代BC6800~5700年チャタルフユックで出土された出産の神様といわれる母神象、同期のものには牛や動物の土器、壁画が多く展示されている。
自分が丑年なのでつい牛に目がいってしまう。。牡牛形のリュトン
牡牛形のリュトン posted by (C)mamaron
BC17世紀ヒッタイト王国・新ヒッタイトがBC15世紀からBC7世紀ころまで様々な石造や造形が綺麗な壷が数多く、文明の高さを強調しているようだった。そして4世紀ビザンチン帝国、13世紀オスマントルコと時代は移っていく。

アナトリア文明博物館見学の後、丘の上のレストランHatipoglu Konagiで昼食だった。豆の料理やパンが美味しくてとても口に合ってハッピーだった。しかもレストランの足元の通りに面してドライフルーツやナッツ、豆類の店がずら~~~と並んでいた。
見ているだけで楽しくなって、試食までして・・・これも美味しかったけれどいきなり荷物を増やしたくなくて。。
旅の原則、その時気に入ったら買う!そのとおりなのに、買わなかった。あの時のドライアンズが一番美味しかった!!!
丘の上のレストラン
丘の上のレストラン posted by (C)mamaronドライフルーツやナッツ
ドライフルーツやナッツ posted by (C)mamaron
ここからバスに揺られて約220km移動3時間でヒッタイト王国の古都ハットゥシャシュ(世界遺産)へ、とにかく広い。
このころにはみぞれになったり晴れたりで、また虹を見た。
冬らしい気候になってきた。
敷地の中をバスで移動しながらの見学で、バスが止まると雨が止み・・・歩き回って泥だらけ。
一番最後のライオンゲート付近では雪が降ってきた。やっと傘の出番がやってきた。ハットゥシャスにて
ハットゥシャスにて posted by (C)mamaron
その頃には夕日が地平線にかかってピンクがかった夕焼け空になった。雪と夕日とはるか地平線に広がるヒッタイトの都の遺跡を眺めつつ、しばしロマンチックな雰囲気・・・が、しかし足元は泥で現実に引き戻され雑草を利用して靴を綺麗に拭いたのだった。ハットゥシャスにて
ハットゥシャスにて posted by (C)mamaron

やれやれでバスに乗り込み出口目指してドライブ・・・それほど広いのです。ゲートに着くと16時20分、門は閉まっているではありませんか!!
なんと我々は閉じ込められてしまったのだ!
ここはトルコ、門の近くに人が居ただけ良かった。
バイクで鍵を取りに行ってもらった。その間のんびり待っていたのでした。
閉門時間は16時30分だから、早めに帰ったみたい。中に入ったのを忘れちゃったのかな?

ここで30分も無駄にして一路カッパドキアへひた走り210km。20時頃にホテルに着いた。お腹が空いた。
長い一日だった。

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