6月6日
オテル・アルバトロスはいいロケーションだった。
窓からは灯台やカーブした町並みがいい感じに見える。
朝の目覚めもよく、シャワーを浴びて散歩がてら朝食のバケットを買いに外へ出た。
潮風が気持良いし、昨日知り合ったお兄さんが朝も早よから店を開けていたのでコーヒーを買う。
ベル・イル行きのフェリーは9時半だから、まだ充分時間はある。
白砂に水色の南国チックな海を見ながら朝御パンを食べる。
空気が澄んでいると、焼きたてフランスパンが尚一層美味しくなる。
フェリーに乗り込む。日曜日のせいか家族連れがとても多い。1時間ほどの船旅だ。
山もない平たい岩と木々と、レンガや石造りの建物が見えてきて、ル・パレという港に入港した。その港の周辺だけでも一種独特の雰囲気があって、上陸する前からワクワク気分だった。