1月の料理

 フランスではお正月になると、今年も豊に過ごせるようにと豆の料理を食べるそうです。
 そこでレンズマメのサラダにビネクレットソース和えを緑豆に差し替えて作りました。そして主菜にプロバンス風牛肉料理、デザートはリンゴのタルトです。
緑豆のサラダ、ビネクレットソース和え(Salada des lentilles a la souce vinaigrette)
豆サラダ
材料:緑豆    
   無塩バター 
   人参、玉葱、ベーコン  
   ブイヨン 
   サラダ菜    
ビネグレットソース
  粒マスタード 
  白ワインビネガー適量
  オリーブオイル 
  刻みパセリ
作り方   
 ・緑豆は1晩水に浸しておく
 ・人参玉葱ベーコンは賽の目に切っておく。
 ・ベーコンは余分な油分と塩分を抜く。
 ・鍋にバターを入れ野菜を良く炒める。
 ・水を切った緑豆、ブイヨンを加え蓋をして豆が柔らかくなるまで煮る。
 ・マスタードとビネガーを良く混ぜ合わせ塩胡椒で調味し少しづつオイルを入れてソースを作る。
 ・煮えた豆とソースをサッと和えて、サラダ菜を敷いた上に乗せパセリを散らす。
サッパリとして癖になりそうなサラダです。他の豆でもOKどんな感じに変化するか、させるか楽しんでみて下さい。
プロバンス風牛肉(Boeuf a la provencale)プロバンス風牛肉
材料:牛肉の塊  
   玉葱、茄子、ピーマン、トマト、ニンニク
   ブランデー、ローリエ、タイム、オイル、バター、砂糖、塩胡椒
  スパゲッティ
作り方
 ・牛肉は形を整えて凧糸で結わえ、塩胡椒を摺り込んでおく。
 ・野菜類は多めに用意し、ザク切りにする。トマトは完熟を使う。
 ・多き目の鍋にオイル、バターを入れ肉に焼き色を付け、ブランデーをかけてフランベする。
 ・肉を取り出して玉葱ニンニクを炒めて肉を戻し入れる。
 ・きっておいた野菜類を加え、砂糖少し、スパイス類も加え煮立ったら蓋をして3時間位煮込む。
 ・2-3回位肉を上下する。
 ・仕上げに塩胡椒で味を整える。ソースはスパゲッティに添える。
  食すタイミングに合わせてパスタを茹でる。
牛肉はどの場所でもいいのですが、質の良いものがいいのですね。
もっとも、質が良ければ何に使っても美味しいものが出来ますね。
リンゴのタルトりんごのタルト
材料:生地
   小麦粉:無塩バター=2:1
   全卵、塩少々、水適量
 トッピング
   小麦粉=ブラウンシュガー
   粉アーモンド=無塩バター
 中身  
   リンゴ 
   溶かしバター、カルヴァドス、カレンズ適量
作り方  
・生地を作る。
・小麦粉をよく振るい、卵をいれさっと混ぜ、バターを加えてケッパ-で切るように混ぜ寝かしておく。
・トッピングを作る。
・大き目のボールに振るった小麦粉、ブラウンシュガー、粉アーモンドを入れ指先でよく混ぜ、バターを加え粉類にバターを吸わせてパン粉状にして寝かしておく。(クッキーを粉々にした感じ)
・リンゴを2cm角程度の大きさに切り、フライパンでバターで色よく炒める。カルバドスを注ぎフランベする。冷ましておく。
・耐熱の皿に生地を広げ、冷めた煮リンゴをむらなく乗せ、スプーンの背ででリンゴを生地に押し付け平にする。
 ・その上にカレンズを散らし、トッピングを乗せ軽く押さえ厚みを均一にする。
 ・オーブンに入れ色よく20-30分焼く。
 ・仕上げに粉糖を振りかけ、好みでシナモンやアイスクリームを添える。
このタルトはちょっと変わっているでしょ。トッピングにブラウンシュガーを使っているだけで、煮りんごに砂糖は入っていないんですよ。
このトッピングがない時にはクッキーを叩いてざくざくにして使っても良いかもね。

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