先日、ひょんな所で前の職場の人にばったり出会った。
もし良かったら遊びにお出でよ!と誘ったら、翌日やってきた。
ランチとデザートを作ってのんびりと話し込んだ。
お互い更年期だから、心身共に不具合もあるし、他の人たちの様子も聞いた。XXさんは鬱で悩んでいるのよ、大変ねぇとかね。
近いうちに自分の台所でランチとデザートのサロンのような教室をするべく、プランを練っている事もあり、生徒に仕立ててあれこれ言いながら作った。
例によって、人とは違う視点を持ちたがっている私は、サービス精神を発揮して説明をし、お得な情報を提供した。
かなりいろんな事を知っているこの友人も「あら!そうなんだ。知らなかった!今度やってみよう!」この言葉を聞くのが大好きな私、つい受け狙いをしてしまう。
気付くと、外は薄暗くなっていた。
「貴女に会って話をすると、元気をもらうから助かるのよ。来て良かったわ。」
と、言って帰って行った。
それなら良かった、私も元気をもらったような気がする。
友達って良いもんだ。
普段はずるずると引きずるような、我ながら生きているのかどうか判らないような生活で、矛盾だらけのいい加減だから、自己嫌悪を感じてしまう。過去の栄光ではないが、仕事中心の時には家には寝に帰る程だったから、たまのオフには弾けて遊び、またオンしてと実に濃い生活だった。
それが良いという事ではないが、はっきり自分の居場所を認識してより向上することが当たり前で、苦にもならずせっせと働いていた。
それに引き換え、現在、自分の求めるものとそれに対して努力を惜しむ怠惰な自分とがあり、何とも自分の居場所がわからなくなってしまう事が多々ある。3P(power,performance,plan)の丁度よいバランスが失われているのかもしれない。