旧イタリア大使館別荘で、夏の風物”アブ”の襲撃を受けながら過ごす。
パラパラと訪問者も来るようになってきた。
ソファのサイドテーブルには、訪問者のノートが何冊もあったので読んでみた。世界中から来ていて、各国の言葉で書かれている。面白いのは外国人の日本語でのメッセージで、一生懸命さがわかる。
結局3時間以上、この周辺で過ごし、散歩を再開した。
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夏の花々の盛りは過ぎて、かすかな秋の気配を感じながら歩く。
歌ヶ浜まで来ると湖畔の駐車場から、ハーレーがバタバタと快音をたてて走り出した。
大きくてカッコイイ!ちょっと後ろに乗せて~、と心の中で叫んでみた。そすると、その中の一人のおじさんが私に向かってニコッと手を振って何処かへ消えていった。(勿論、私も手を振り返した)
その後、日光山中禅寺(立木観音堂)に寄ってみる。
ここから湖を眺めると、本堂の屋根の形が美しく、一帯の景色がすばらしい。
お昼にはまだ早い。
それなのに近くのお店の「豆乳あります」の看板に釣られて一杯飲む。こってりとして、ほんのり甘味があって美味しい。
美味しいついでに、湯葉の刺身まで食べる。しあわせ。
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華厳の滝にも行かなくてはと、湖を離れて滝の方に歩いていく。
11時も過ぎているから観光客も沢山到着して賑やかこの上ない。
うっそうとした木々の陰から、滝の轟音が聞こえる。
エレベータのりばはこっち、チケット530円也。
カメラを持っていなかったから、そんな経費をかけて乗ることもないし・・・と無料のデッキに出て、あの華厳の滝を見た!素晴らしい迫力だ。人気があるのがよく分かる。
マイナスイオンをたっぷり受けて、又、もと来た道を辿る。
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「湯葉、製造販売」こちら⇒の看板を発見!
ぐるっと回って裏通りに出る。作っている、四角い豆乳釜はスチームで温められ、時間をかけて幕をはらせて湯葉を作っている。蒸し暑い。
引き上げ生湯葉を氷付きで購入した。出来たてを買えてうれしい。
痛みやすいから急いで車に取って返し、クーラーに収納しほっとする。
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いつの間にか、頭上でピカピカゴロゴロと始まっていた。
これから船に乗るつもりで様子をみていると、大粒の雨と強い風が吹き始めた。船着場に急がなくて良かったわ。
天気予報はずばり当たって、強い雷雨が来た!
メールが来る。「2時半には戻れそうにない。いま、5合目 雷ゴロゴロ避難中。1時間くらい、この小屋にいるかも」
慌てる事はないので、私は車の中でシートを倒し仮眠を始めた。
それでも、時々メールで応報、退屈しのぎ用の話題を提供する。
あ~あ、眠い、目覚めてから12時間、帽子を顔に乗せ転寝をする。
相変わらず強い雷雨が・・・まだ・・続いて・いる。。。。。。
15時頃にやっと小振りになり、窓を大きく開け涼をとる。
アイドリングはしていませんよ、そんなこと。
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コンコンと窓を叩く音に目が覚める。
4人は無事下山をしていた。
イオウの匂いのする湯元温泉に浸かり、ブルーベリーソフトを食べる。
美味しいな、気持いいな、さて帰らねば、時すでに16時半。
夕方は渋滞に紛れるのは必至だったけれど、途中まで土砂降りの中、3時間半ほどで何とか家に帰ることができた。
熊谷は1滴の雨も降らなかったようだ。
日光って案外近い。
でも、気候は全然違う、山の向こうとこっち。