カルナックを経てヴァンヌへ

 6月7日
朝9時頃のバスでカルナックへ向かった。
ツーリズム(インフォセンター)の前で降りて、カルナックの地図と情報をもらう。
プチ・トランといってミニ列車の格好をしたバスで市内観光をする事にした。
海岸通に出て、右に行けばその停留場があるはずだけど、見つからない。
発車時刻はせまっているのに・・・と、気をもみながら歩いていたら、ずっと向こうの方からトコトコとそのプチ・トランがやって来た。約1時間の市内ツアーが5.5ユーロとお手軽だ。
プチ・トランに乗る

海岸通を東に走ると、真っ青な穏やかな海がとても綺麗だ。オモチャのような街中を北に折れて更に進んで行くと、林の茂みの中から巨石群が現れた。
地図ではかなり広い地域に渡ってあるようだが、それを遥かに越えるように行けども行けども様々な形式で点在していた。その中心ともいえる公園で暫く停車した。
ねぇ、こんなに沢山の巨石はどこから何のためにやって来た??先史時代の中心地だったらしいけど。世界中で石を使った太陽信仰みたいなものは多いらしいから、ここも例外ではないのかもね。
 巨石群明日香の石舞台に似てる
再びプチ・トランは動き出し、カルナックの街に戻って行った。街中に入ると列車の後に渋滞が出来ていた。道がやや広くなると後ろの車は追い越して行った。
 小腹が空いてきたので、ブルターニュ地方の料理そば粉で作ったクレープ、ガレットを食べる。シャンピニオンとツナ入りを頼んだ。初めての味だった。ふーんこんなもん?って感じで美味しく感じた。見た目は足り無そうだったけれど、結構腹持ちはいいようだった。
娘いわく、ここのは美味しくない!本当はもっともっと美味しいんだよ~~。キノコのガレット

食休みに近くの海岸でぼんやりと海を見ていた。
何と贅沢なひと時かと思った。
隣りには仲の良さそうなペアが海の遥かかなたを眺めていた。海を眺める

 ツーリズムに戻って次のバスを待っていると、バスというよりボックスカーが来た。
乗客は5人、その内日本人が4人??珍しい事に中年の日本人ご夫妻が乗って来たのだった。
二人はオーレイの駅で降り、私たちはそのままヴァンヌまで乗って行った。
ヴァンヌでは旧市街で宿をとった。宿が中々見つからず、結構歩いたのでベッドに転がり込みうとうとしていた。娘は若い!ちょっと様子を見てくると言い残し、出て行った。

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