6月8日
ヴァンヌでも朝を気持ち良く向かえた。
夕べのケバブが余りにも多かったので、今朝も食べた。
散歩がてら、ラ・ガレンヌ公園を抜けてヴァンヌ駅に向かった。
駅前にはカフェがあって、一杯飲む事にした。朝のコーヒーはやっぱり旨い。フランスではカフェといったらエスプレッソの事で、コーヒーでは通じにくい。
列車を待っている人達だろう、足元には大きなカバンが置いてあり、結構混んでいる。
一息ついて駅に入って行くと、間もなく列車が入ってきた。全ては指定席で、号車と席番をみて座る。11時にはレンヌに着いた。
レンヌ駅の隣りにバスターミナルがある。フージェール行きのバスの切符を買う。12時40分発だから、たっぷり時間はあるので、宿を決めて荷物を置いて出かけるつもりでいた。
駅前にはホテルの看板が一杯ある。今日は火曜日だから空き部屋はあるだろうと、思っていた。ところが、どのホテルもコンプリ!満室なのだ。仕方ないから、フロントにどこか他に知らないか聞くと「どういう訳か、火水曜はどこも満室になるのよ。頑張って探してね!」と、の事だった。あっさり部屋が決まってのんびりと、出発時間を待つはずが、何のこっちゃ。ツーリズムは駅前には無く、そこに行くには距離があり、そのまま探し歩いた。
やっとの事で、空き部屋を見つける事が出来た。それはヴェネチア・ホテルでイタリアから来た人が経営しているのかな?
オーナーのおじさんは「何で予約して来ないの。と怒る。部屋は3階ね。はい、鍵はこれ、出かけるときはここに掛けて置いていってね。」と、壁のフックを指差す。急いで荷物を置き、時計を見ると、バスに間に合いそうも無かった。
次のにしようか・・・で、ゆっくりトイレに入った。
窓からの眺めは素晴らしく、探した甲斐があったねと、喜んだ。
散策をしながら、街中を歩く。落ち着いた中々良さそうな町だ。
雑貨屋に入ると、面白いものが一杯あって、うっかり又バスに遅れそうな位だ。
その並びに、デリがある。覗くと不思議な食べ物が並んでいる。いっちょう、頼んでみようと、人参グラッセに始まり、ハムのマリネやクスクス風のものなどを買いつつ、フォークを持っていないので2つ貰って、ターミナルへと急いだ。
余裕でバス・ターミナルに着いたが、しかし・・・またもやられた~。
乗るはずの次のバスは途中までしか行かない。よく見ると水曜日のみフージェールまで行くようだ。では本当の次は16時40分、どうしよか?と言いつつ乗り込み終点で降りて、次のフージェール行きが来るまで、そこで散策をする事にした。
そこはSt.-Aubin-Colmierという小さな村だった。