6月12日(土)朝早めに外へ出ると、ホテル近くの広場には朝市があった。新鮮な果物を求めて入って行った。野菜の種類も多くていい。モナコは安全な分、物価が高い。とはいっても、洋野菜は東京で買うよりは安いし品も良さそうだ、当たり前かな?お客は婦人よりむしろ殿方の方が多いのが面白い。
市場の向こうにモナコ公国の宮殿があるのでゆるい坂を登って行く。
登りきると見晴は素晴らしく、東側にモナコの港が広がっていた。西にはヨットハーバーがある。宮殿の公開時間までしばし、木の下で涼みながら朝食のサンドイッチを食べる。
潮風が頬をなでていくので、とっても美味しく感じる。
モナコ大公宮殿を入ると入場券にイヤーホンガイドが付いて来る。日本語のもちゃんとあるのでそれを借りた。中は素晴らしく。グレース王妃ゆかりの物も多数拝見する事ができる。ため息の出そうな位の贅沢品ばかり並んでいた。
宮殿前のパレ広場には土産物屋が沢山あって、ツアー客でごった返している。畳んだ傘を旗印にスペイン語圏、英語圏などの外国から大挙してバスツアーでやってきている。日本からの中年おばちゃん団もいた。なんとなく近づき難し・・・。
街の中はとてもキレイに整備され、そこら中に警察官はいるし、ぼんやりしててもスリにはあいそうもないくらい。
広場をふらふら行くと、モナコ大聖堂がある。ここにはグレース王妃も眠っている。
大聖堂の近くには海洋博物館に水族館がある。その玄関はとてもおしゃれで、クラゲや帆立貝、蛸などのパターンがデザインされている。
海洋学者だったアルベール1世によって建てられた博物館で、地下の水族館は独特の海水維持管理には定評があるだけあって、非常に見やすい。
非常に大きな水槽ではやはり大きな鮫やナポレオンフィシュ、エイなどがゆうゆうと泳いでいる。
ミノカサゴも大きく育っている。
ミズクラゲの水槽にも小さな魚はいる。
圧倒的な数のクマノミには驚いた。
ユーモラスな顔をしたコウイカ
モナコの水族館はヨーロッパでは大変評価が高いだけあって、鮫の卵もあった。海洋と付くだけに、両生類等の展示はなかったし、イルカショウもない。海のお魚ランドだった。
博物館の前からトラムは出ているので乗って見た。丘の上のここからずっと下ってモンテ・カルロ地区のカジノの前を通り約40分ほどの市内観光に出かけた。F1レースにちなんだものがあちこちにあり、ファンにとってはウキウキしそうな位な所を随所に見かけた。あぁここを猛スピードで車が通って行くのか・・・と想像も容易にできた。
旧モナコ地区に戻って散歩しつつレストラン”パスタ・ロカ”に入った。ここはピザがとても美味しい。1枚を半分にして2枚の皿にもってくれた。ここでも娘はパナシェを頼む。ビールよりサッパリして飲みやすいことは確かだ。我々の後ろを色んな人が通っていくが、全然気にならなくなっていた。
モナコにはサッカーチームがある。純正グッズを買ったりスタジアムの方にも足を運んだ。
もう、いい加減くたびれた。
そろそろ、隣りのニースに行く事にした。