こんなテーマの講座に出かけた。
一連の環境を扱ったものだが、環境汚染がどうのこうの・・・というのではなく、ちょっと角度を変えて生活、文化、地理、季節といったありのままの姿をとらえて、体で感じたままの環境を考える場であった。
今日は撮るという、カメラを通して身の回りの生活空間がどう変わって行ったかを画像から情報を読み取るという石井實先生のゼミだった。
課題として、周辺地域の古い写真と同じアングルで現在の様子を撮って提出してあった。これにはフラッシュメモリーが威力を発揮した。
始めからこれを撮って記録しておこうという意識で撮っていると、何年か経った時、店先に置かれた商品やコピーなどその時代を客観的に写されていて、物の見せ方や考え方などが実感できる事を数々の写真で証明された。
東京で育ったものだから、4-50年前からの東京の記録写真を見て非常に懐かしく、大きく変わったもの、銀座4丁目の服部時計のように変わらないものなど、興味深くみた。
そして、山に生えている木をみても、そこでの風の向き、積雪の程度など気象もわかる。田舎の風景から、日照、水はけ、風向きなど定点撮影による発見などなど、写真の世界が広がった思いである。