ウェディングパーティー

7日は7-7-7にあやかってあちこちでイベントが開かれたと聞いています。七夕の日でもありましたね。

こちらでも先々週から準備に首をつっこんで手伝っていた、ウェディングパーティーの日がきた。
午後4時からカレンの実家の裏庭でとディブとの結婚式とパーティーが開かれた。
のんびり3時ころ行けば良いはずでしたが、、、、、手が足りないと迎えがきて出かけていくことになった。

台所に顔を出して、何をするか聞いた。
式後にタイミングをはかって、前菜関連から順次メイン、デザートと出して行くメニューを聞いた。
どこに欲しい道具があるのやら、人の台所で皆であちこちを開けまくりだから、案外簡単なことに時間を取られてしまって、気分的に大変だったようだ。用意したパスタ類や煮込みなどを温め直したりするのも、1台のオーブンを中心にするので効率が悪いがやるしかないので忙しいようで暇なようで。。。。

式の時間が来て庭の椅子に座る。
音楽と共にフラワーガールが登場、親族に続き本人達が左右から現れて正面中央にに立つ。
ジョーイがコーディネーターでいわば、牧師の様な役割を果たす。
セレモニーは続き指輪交換をしてゆっくりと揃って、並んだ椅子の真ん中を通過して後ろテーブルでサインを済ませる。
二人の衣装、カレンは黒のタキシード、ディブは白のタキシード、つまり二人はゲイなのです。dsc08032.JPG
カナダのオンタリオ州は同性同士の結婚を認めているたった一つの州で、外国からもわざわざ結婚をしに来るそうな。
ずっと以前からカレンは自分はゲイであることをカミングアウトをしていて、誰でも承知で実に朗らか。
庭には60人以上の友人や近所の人々が集い、ビュッヘスタイルのパーティーが行われていった。
基本的にカルメンの指示で料理を運んでいった。
時に料理の状態を眺めながらの細かい配慮が必要で、そこまでの指示は出ないから、こっちで適当に動いてやっていった。
その合間に自分の口にも料理を運ぶ。腹が減っては気も立ってしまうしね。dsc08044.JPG

コーディネーターの一人のマニは男性ではあるが気配りの人で、目配せしながら食べているかい?と気遣ってくれる。
彼は軍人出身でリタイアした二枚目でジョーイの幼馴染。おとなしいが言うことは言い、ピリッと辛いから好感がもてる。

ある程度 皆のお腹が満たされるころ、デザートやコーヒーポットを設置する。砂糖やミルクも必要だから一緒に置いてくる。
カルメンは一つの指示でそれに付随することも適当にやっている私をみて感心している。
当たり前のことが当たり前でないことが多いらしい。
多分、指示以外のことはやってはいけない世界に住む人が多いせいだろう。
利権に絡まる仕事じゃあるまいに、日本的な気遣いをすると感激をするらしい。
もっとも、カナダ人は褒め上手だから、それに乗ってみたようなものかしらね。

ジョーイの家にいないで私の家においでよ、ただでいつまででも泊まっていきなさいよ。
いい人を紹介するからカナダで暮らせばいいじゃないの。。。。
こんな事をいうのはカルメン一人だけじゃなくて、袖摺り合った人々の多くが似たようなことを言う。
帰ってしまうなら、今度はいつ来る、私のうちにきっと来てよ、招待するからね。。。
招待してくれるなら航空券も買ってくれなくちゃ、行けないじゃないのね。

そんなこんなでゲスト達は順次適当に帰って行き、パーティーは自然解散の方向へいく。
少しづつ残っている料理を縮小し、引いていって最後にはフルーツ類と菓子コーヒーのみにして片付けていった。
Just  Marriageのプレートを付けた車に二人は乗り込みハネムーンに出かけていった。
残った我々は後片付け、テーブルや椅子テントをたたみレンタルの集荷がしやすいようにまとめていった。
精力的に動いていると又マニに言われる、そんなにしなくも良いよ、他の連中がやるから、ゆっくり休みなさい。ってね。
ジョーイもそうだ、そうだと言って木陰で休むように薦めてくれる。
やるべきことを見つけたらやらずにいられない、性分なんだんぁ!とつくづく思う。
終わったのが9時過ぎ。

その後、すっかり草臥れたと言いつつ、パブに出かけてダンスパーティーに参加。
ポップを飲みながらボケーっとしていたら、踊り上手なフランクがやって来た。
ゆっくりとした分かりやすい話し方で接してくれる気遣いの人がここにも一人登場。
バンドがスローな曲に変わると手を差し伸べて一緒に踊る。
リードが上手だから疲れていても実に楽しい、フランクにもたれかかってのんびりダンスをすればいい。
曲はロックに変わると今度は別の人が誘ってくる。
断る理由はないから次々踊っていった。
帰宅は2時過ぎ、勿論翌日は何も予定がないので10時ころまでのんびり眠ってた。

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