一段落

この一週間の忙しさったら・・・
トロントの友人が香港からの帰り道に東京に寄ってくれたのでお菓子作りとヘルパーの仕事の合間を縫って出かけていった。
その翌日の金曜日にはスペイン語のクラスがあるので、熊谷に戻った。
実家の母と同居している兄夫婦がテニスの合宿で不在になるので折り返し東京に出て行った。
お菓子の注文も押しているので、作って、冷まして、荷造りして、出荷して・・・と、時間との追いかけっこだった。

そしてこの月曜日の大安にはメキシコ人のマヌエル君達のの結婚式が東郷神社であった。
勿論、プエブラでお世話になったマヌエル一家がやってきて大賑わいの披露宴になった。
かれの妹たちは目にも鮮やかな振袖姿でした。
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鏡割りに始まって、マリアッチの登場で大盛り上がり、3時間以上の宴は終了した。・・・実家にたどり着いたのが夜の9時40分頃だった。
疲れた~~。
やっと一連のイベントが終わって、翌朝にマヌエル一家の泊まっているホテルに寄る。
プエブラで作ったネームプレートを持ってきてくれたので受け取りに行ったのだ。
やっとのことでプレートとの再会、いい色に仕上がって大満足!!
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厨房で逢いましょう

今日は映画の日で、渋谷東急Bunkamuraル・シネマでドイツ映画「厨房で逢いましょう」を観てきた。
このタイトルが日本向けなのでしょうか?スクリーンではEDENになっていた。
厨房で逢いましょう (スクリーンノベルス)
この映画の始めの方では、シェフグレゴアが食材を汚く扱っていたのが不愉快だった。なにも鴨の毛をむしる場面がいけないのではなく、タコの足をかじってそれを鍋に掘り込んだり、何でも腹で拭いたり、食材を投げつけたり、不衛生な印象が嫌いだ。
不快感のまま場面が進んでいくうち、彼の表情が少しづつ変化していく様子がそれを越えさせていった。

カフェでウェイトレスをしているエデンが、一見冴えないけれど、実は超一流のシェフ、グレゴアのお菓子を一口食べたときからグレゴアの料理のとりこになっていく。
エデンが突然グレゴアの調理場に訪れた。その時しぶしぶ彼は料理を振舞うが、嬉々として食べ入る彼女の姿に喜びを覚えた。
グレゴアは時々訪れるようになった彼女のために料理することが楽しみになっていった。
それが如いてはレストランの顧客の舌を満足させ評判は評判を呼び、予約の客でいっぱいになっていた。
何でもそうだけれど、特に料理と言うものは顔が見える方が作り易い。
その顔を喜ばせたいがために出来る限りのことをしてあげたい気持ちは痛いほど良く分かる。
デブで全然今までもてなかった男がひょんなことから恋心をに目覚め、普通の主婦エデンにせっせと時間外に料理を食べさせる姿に不器用な男を感じる。
下心も野心も無く、自分には料理しかないと、彼女の夫にもそう言いきる。
ところがこの夫は嫉妬深くて暴力的、問題がおきてくる・・・
ハリウッド映画にはない、所々ウィットに富んだくすぐられる場面やストーリーがある。

幸せのレシピ

「幸せのレシピ」も見てきた。
ニューヨークのレストランでシェフをしているケイト(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は突然の事故で姉を失いその娘ゾーイを預かることになった。
すっかり環境が変わったのは二人とも同じこと。
急に母を亡くした9歳のゾーイは落ち込んで当然だった。そんな彼女を思いつつ、自分の仕事をこなしていくうちに、今まで一生懸命自分で決め込んでいたことが段々と崩れていく。
映画「幸せのレシピ」オリジナル・サウンドトラック
アメリカらしい、気軽に楽しめる映画でしょう。
ゾーイ役のアビゲイル・ブレスリンが好演をしている。子役は強い。 🙄
一つ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズはイギリス出身で英語が綺麗で聞き取りやすい。単純な会話が多いせいかサブタイトルは殆んど不要で聞き取れた。バンザイ!!
そして、『厨房で会いましょう』と『この幸せのレシピ』は共に料理がらみの映画で、共に最高といわれるシェフのお話である。
料理好きの私としては、食材の扱いやそれぞれの食の哲学のようなものをちらっと見えたことで楽しい2編だったと言える。

彼岸花

今年も荒川土手に咲き始めています。
雨に濡れた彼岸花も色っぽいですね。
露
posted by (C)mamaron

花嫁の母

秋分の日に花嫁の母と、いう役回りを受け持ちました。
花婿の母とは随分と感覚が違うもののようです。

東京暮らしに慣れている者が山形での挙式となりました。
所により随分と習慣を含む文化は違うものです。
この山形というところは、実に大らかでゆったりと時間が流れているようです。
花嫁側というのは気が楽なもので、周りからホイホイと気遣ってもらいっぱなし。

披露宴では荒武祐一郎さんのピアノ、牧野竜太郎さんのボーカルがタイミングよく流れ、バーを設置していたのでお好きな飲み物は各自リクエストで飲み放題行ったり来たり。
コーナー近くにはソファが置かれ、二人を中心に好きなように撮影会が行われたり、型にはまってないから、ゲストの皆様が椅子から立ったり座ったり自由に宴を楽しんでいただけたようでした。
これらは勿論、山形生まれの婿殿の発案と二人のアイデア合作でして、私はただそこに居れば良い状態でした。
お互いの姉妹合同のハンドベルの演奏があって、微笑ましいものでした。
ゲストの方からは、お涙頂戴が無くて、爽やかな大人の披露宴でよかったですね、と言って頂けたのは嬉しかったです。
これで、一つの区切りが済んだわけで・・・ホッ。

当人たちは二次会へ繰り出していったのでした。
我々は宿に戻って一段落でしたが、山形組は自宅に帰ってからも宴の続きがあったようです。
ご両親はすぐには戻れなくても、何のその・・・すぐに盛り上がって勝手知ったる何とやらのようだったそうです。
そして翌日には、ご近所に揃って挨拶回りに行ったようです。
「昨日の披露宴さ、いがったね。ピアノも歌もいがったさ。」
と、連日のご近所サービスに回って行き、婿殿の母上様も尋常な疲れではなかったようであります。
謝々。

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