山でBBQそしてパリへ

モンタンヴェールでは目に飛び込むもの全てが新鮮だった。
それに引き換え、足の痛みは増すばかり。
足さえ問題なければ、トコトコ降りて氷河の上を歩いているだろうに、降りる事が特に辛かった。後ろ向きで行けば良いかなぁ?と思いつつ現実的に安全パイで我慢した。
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プラン・ド・レギュイユからハイキング

 標高2317mのプラン・ド・レギュイユでロープウェーを降りて、のんびりとハイキングをしながら、遠くの氷河を見たり、高山植物を探しながら下って行った。そのルートは娘達にお任せで、全然頓着なしでくっ付いて行った。
 (高地では2800mが高山病に注意する指標になっている。この地点まで下りれば、ほぼ問題ないとされている。気圧は750hpa位になる。つまり空気がそれだけ薄くなっている)
 花を見つけては、キャピキャピとしながら、写真を撮っては悦に入っていた。万事マイペースであった。だから、殆んど疲れはない。疲れそうになると花を見つけて撮影をするものだから、時々彼女達に遅れをとる事もあった。
イネ科の草が出てきた Read More »

モンブランを間近に

9月1日(水)の朝も早く目覚めた。
すぐに窓からモンブランを見上げる。
 シャモニは谷間の町だから朝日が見えるのに時間がかかる。やっと8時頃にはお山のテッペンに日が当たってきた。朝の光は一種独特の色をしている。
今日はロープウェーを乗り継いで3842mのエギュイユ・デュ・ミディまで行く。
帰りはプラン・ド・レギュイユ(2317m)までロープウェイで下りてからトレッキングをしながら氷河を見つつ、ル・モンタンヴェールに出て、登山電車でシャモニまで帰って来る予定だった。
薄寒い感じがしなくはないが、身支度を整え、ロープウェーの駅まで歩いていく。
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シャモニ・モンブランへ

8月31日、リヨンの朝市はソーヌ川のほとりに細長く開かれる。朝ごはん目当てに8時過ぎに散歩がてら出かけて行った。
 何だか疎らで寂しい感じだ。めげずに歩き続けるとやっと賑やかになってきた。
野菜や花屋チーズ屋は結構でてるのに肝心の温か出来たての美味しそうなものを食べさせてくれる屋台はまだ準備中だった。9時を過ぎてもこんな感じだったので諦め、果物だけ買った。リヨンの朝市
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リヨンへ

8月30日 TGVに乗りパリを離れた。
車窓からは都会の喧騒を過ぎると、やがて農場へと姿を変えていった。
暫くするとひまわり畑が広がっていった。結実した黒い頭をうな垂れるように下を向いていた。その黒さが異様な空気を作っていた。
刈取られた麦畑や干し草のロールも点々と転がってリズムとなり、コーンの新芽の緑がアクセントを作り、白と茶色の牛たちの聞こえもしないモゥーという声が沈みがちな私に音楽をくれた。うつらうつらと眠くなっていった。
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